Pocket

弁護士費用特約というのは、自身に全く過失割合が無い場合に積極的に利用することをおすすめする、自動車保険の特約の1つです。基本的に相手方の保険会社はどれくらい少なく払うかに苦心しますので、自分だけで交渉をしてもほとんど損害補償を受けることができません。弁護士を利用して初めて納得のいく損害補償を得ることができるのです。ただ、弁護士費用特約を利用できない場合もあります。今回は、弁護士費用特約が利用できないケースを紹介します。

弁護士費用特約が利用できないケース

弁護士費用特約に関してはとても、幅広く利用することができるので、弁護士費用特約を利用することが出来ないというケースの方が比較的珍しくなります。基本的に、家族の誰か、また契約自動車に搭乗中の者、契約自動車の所有者の誰かが、自動車保険の弁護士費用特約に加入していれば、利用することができるものです。

しかし、下記のケースでは弁護士費用特約を利用することができません。

  1. 被保険者の故意、重大な過失によって、本人に生じた損害
  2. 無免許運転、麻薬などの影響で正常に運転ができない恐れのある状態での運転で生じた本人の損害
  3. 酒気帯運転などで生じた本人の損害
  4. 闘争行為、自殺行為、犯罪行為によって、その本人に生じた損害
  5. 被保険者が、記名保険者および家族、父母、配偶者または子、契約の車の所有者へ損害賠償請求を行なう場合は、弁護士費用特約を利用できない
  6. 台風、洪水、高波により発生した損害
  7. 被保険者が所有、使用または管理する財物に存在する欠陥、摩滅、腐しょく、さびその他自然の消耗の場合、弁護士費用特約を利用することはできない
  8. 契約自動車の正規の乗車装置に搭乗していない場合や極めて異常かつ危険な方法で自動車に搭乗する場合
  9. 日常の事故など、自動車に関わる事故ではない場合、弁護士費用特約を利用できない

1~4番について

運転をしている者に重大な過失がある場合は、弁護士費用特約を利用できないと考えていいでしょう。安全に運転しているうえ、なおかつ起きてしまった事故の場合しか、弁護士費用特約を利用できないというのは、当たり前であるといえます。

また、自殺をするために事故を起こすなど、事故を起こすことが目的の運転の場合でも、やはり弁護士費用特約の利用はできないというわけです。

台風、洪水、高波により発生した損害

自然災害に対して文句を言いたくなるのは理解できますが、相手は自然災害でり、保険会社としても補償を認めていないケースもありますので、この辺も仕方がないといえます。

8,9番について

前述したとおり、安全に運転をしていてなおかつ起きてしまった事故に対するものであれば、弁護士費用特約を利用することはできますが、例えば、車に箱乗りして事故に遭ったので弁護士を利用するというのは筋が通りません。

また、自動車保険の特約の1つなので、自動車に関係ない日常的な事件で負った損害に関してまで弁護士費用特約を利用させてくれとなった場合、保険会社も弁護士も困ってしまいます。しかし、自動車など乗り物に関係あるもの、例えば、電車、バス、タクシー、歩いていて車に追突されたなどの場合は、弁護士費用特約を利用することが出来ます。

無制限になんでも利用は出来なという程度の縛りです。

まとめ

弁護士費用特約に関しては、幅広く利用することができる特約であり、利用をしないと泣き寝入りするケースが多々あります。相手の保険会社としては誠意を見せるとはいうものの、最低限の補償で済ませるというのが本音なので、素直に信じていてははっきり言って損が多くなり、不満を感じることの方が多くなります。

しかし、弁護士費用特約といっても自動車保険の特約の1つです。無制限に保険会社が弁護士費用を補償していては、損の方が大きくなりますので、ある程度の範囲を決めています。

つまり、安全に運転をしていて、事故に遭った場合、可能であり危険運転をして起こしてしまった事故は補償の範囲外になるのです。

Pocket