自動車保険は代理店型と通販型(ダイレクト型)の2種類の保険会社から契約を結ぶことができます。ただし、代理店型の場合は通販型(ダイレクト型)と比較をすると「付加保険料」が高い傾向がありますので、安い自動車保険を選ぶなら通販型(ダイレクト型)です。では、通販型(ダイレクト型)をさらに安くするのであれば、どうすればいいのでしょうか?
通販型(ダイレクト型)
自動車保険料の内訳は、純保険料と付加保険料に分けることができます。純保険料というのは、事故などをおこしたり、遭ったりした場合に支払われる保険金に充てる保険料のことです。
一方、付加保険料というのは、保険会社が保険業を続けるためのかかる必要コストです。つまり、保険会社のポケットに入る部分です。
そして、通販型(ダイレクト型)に関しては、この付加保険料が代理店型と比較をすると低くなります。その理由としては、代理店のように店舗を構える必要がないので、その分を切り詰めることが可能なのです。
そのため、通販型(ダイレクト型)の方が自動車保険料は安くなります。現在、代理店型なのであれば通販型(ダイレクト型)に変えるだけでも自動車保険料を節約することができますが、すでに通販型(ダイレクト型)の場合はさらにどこを切り詰めればいいのでしょうか。
通販型(ダイレクト型)をさらに安く
純保険料をさらに安くするためには、等級を上げるか年齢を上げるかになります。しかし、どちらも数日で簡単にあがるものではありません。
そのため、安くするためには「運転者の限定」「車両保険のグレードの調整」、この2点しかありません。ただ、家族全員で共有している車なのに運手者を限定してしまったり、車両保険を思い切り節約したりしては、万が一のリスクに備えることができなくなります。そのため、この調整は慎重におこないましょう。
そして、保険料の節約としておこなうべきではないのは、対物賠償保険、対人賠償保険、人身傷害補償保険、搭乗者傷害保険をケチることです。この4点に関しては、十分な補償を得るために、またおこなうためにはケチるべきポイントではないのでしっかりと設定しましょう。
運転者限定
運転者限定についてですが、たとえば自分のみしか車を運転しないのであれば「本人限定」にしておくと自動車保険をもっとも安くすることができます。しかし、これは本人以外が運転して事故を起こしたときに一切の補償がありません。
家族や友人で1台の車を共有する場合は「限定なし」にしておきましょう。この場合、いざ事故が起きても補償を受けることができます。
しかし、年に1度だけしか家族や友人が運転しないというのであれば、たとえば、家族と友人との小旅行があるという場合であれば、小旅行の前に保険会社に連絡をして運転者限定を限定なしにすると、日割り計算で請求されるので保険料の節約になります。
車両保険のタイプについて
車両保険は下記のようなものがります。
- 上級タイプ:一般タイプにプラス代車費用、宿泊費、交通費などが用意される
- 一般タイプ:車同士の事故、単独事故、盗難、自然災害が補償される
- エコノミー+A:一般タイプの補償内容から単独事故と当て逃げが引かれた補償
- エコノミー:エコノミー+Aから盗難、自然災害を引いた補償
- なし:補償なし
一般タイプ、もしくはエコノミー+Aで十分だとは思いますが、補償内容を削ることで、保険料を安くすることが可能です。
しかし、補償なしまでにしてしまうと、事故を起こしたとき、修理費が全額自腹になります。
まとめ
通販型(ダイレクト型)をすでに選んでいる場合、自動車保険料をさらに安くするのであれば、保険の補償内容を設定しなおすしかありません。つまり、補償のグレードを落としたり補償の範囲を狭くしたりすることで、自動車保険料を安くすることが可能です。
もっとも重要なのは等級と年齢ですが、これは簡単にいじることができないので諦める必要があります。
そして、補償のグレードを落とすことができるのは車両保険です。他の保険のグレードや補償の上限を落としてしまうと、いざというときの損が甚大になります。
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